はてなサマーインターン2019
株式会社はてなさんで、4週間に渡るインターンに参加させていただきました。
週5x8時間の活動が1年ぶりくらいだったのでとても疲れました。
京都へ来る前、毎日走って自分を変えよう!などとイキってましたが4日しか走れませんでした。走りませんでした。今これを書いているのがインターン終了して1日目ですが、今日も今日とて運動不足。
インターン記
*この物語はフィクションです。
まだ蝉の声が耳に突き刺さる暑い夏の日だった。そんな日の夜、僕ははてなサマーインターンへの参加を決めた。
プロローグ -京都感-
晴天による暑さが脳裏に焼き付いている8月19日、僕は約10年振りとなる京都へ向かった。
「まもなく京都です。東海道線、山陰線...」東京を出て2時間後、京都へ到着する旨のアナウンスが静かな車内に響く。乗客の多くが、ひとつ前の名古屋で降りてしまった。人の少なくなった車内で、僕はパソコンを仕舞い降車する準備に取り掛かる。
無事到着し、京都駅を拝めるためにホームを出て外へ向う。夏休みのせいもあってか、観光客が視界にちらつく。「大学生の貴重な夏季休暇、1カ月間オフィスで勉学に励むのではなく遊び倒すべきではないだろうか。」そんな思いが僕の心を支配する。
しかし、すぐに一昨年の夏を思い出す。あの夏僕は外出した日を数えるのが簡単なくらい家に篭ってPCゲームをしていた。一カ月もの時間をゲームに費したのだ。PCゲームは偉大だ。モニターに映る映像はまるで本物のようだ。映画やドラマ、本と同じくらいその世界にいると錯覚させてくれる。それでも僕は、たまには人生を有意義なものにしようと思ながらはてなオフィスへと続く烏丸線に乗った。
電車内、今日の予定表を確認する。時計を見ると集合時間よりも早く着きそうで、どうのようにして時間を潰そうかと早々に悩むことに。地図を見るとオフィスの方向には目ぼしいものがなく、悩みは募るばかりだった。
そうこうしてるうちにはてなオフィスのある烏丸御池駅へと到着したようで、僕は京の中心である京都駅では見られなくなったであろう京都感を期待して電車を降りた。しかしそこには京都感など微塵も感じられない。まるで東西線から降りる高田馬場のようだった。悲しさに悩んでいたことも何処かへ行き、僕はオフィスへと足を向けた。
オフィスに近づいてくると、オフィスビル一階のコンビニが目に入る。僕はすぐにイートインで時間を潰そうと決めた。レジで軽食を買い、イートインへと歩みを進める。レジの前を通り陳列棚に遮られていた視界が開けると、キャリーケースを持つ青年が目に入った。その瞬間、
「インターン生じゃん」
思わず声に出してしまった。
気まずくなるイートインの空間。
スマホから目を離し、ゆっくりと振り向く彼。
それがインターン生との、最初の邂逅だった...
終
制作・著作
━━━━━
Ⓗⓐⓣⓔⓝⓐ
実際、イートインにはid:jj1hgpが最初に座っていた記憶があります。特に何もなく互いにスマホいじってました。インターン生なら話しかけようと思い探ってましたが、何も分かりませんでした。いかがでしたか?
応募と面接
id:wtatsuruに面接していただきました。そこでは、ユーザーの多いtoCのサービスに携わる経験がしてみたいのでインターンを探してる等とお話した記憶があります。
応募課題で出されたrot13の実装を間違えていましたのを2週目くらいに気付きました :lol:
前半:講義パート
前半のゴールは、オリジナルのブログアプリを作ること。
前半は午前中に講義を受け、て午後に講義と被っている分野の部分を実装していくという流れでした。実装するものは虫食いのテンプレートがあり、それを埋めていきつつオリジナリティを出していくことが求められます。
今回のアプリは初めての構成で、バックエンドからspaを配信してspaからgraphqlを叩くといった構成でした。普段はJWTばかり使っていて、サーバごと分けていたで最初は戸惑いました。spaの配信は、リソースも半分で済むし同一ドメインで済むの安全性も担保しやすいのかなと思いました。
インターン生はペアになって、そこにメンターさんが付いてくれるという感じでした。ペアの相方はid:utgwkkで、メンターは id:side_tanaでした👏 飲んでる時のid:side_tanaのノリが好きでした。
id:side_tanaだけでなく様々な方々にデバッグを手伝っていただきました。みなさんデバッグがとても丁寧で、原因となるコードで呼ばれているものを順番に全部見ていくので、自分ではここは大丈夫だろうと思い確認しなかった部分が原因だったりして、自分の手抜きデバッグで煩わせてしまう申し訳なさでいっぱいでした!!!
原因っぽい部分だけじゃなく全てのコードを追っていくというデバッグは実際めんどくさいです。しかし同じコードを何十分も直しながらエラーと挌闘しがちな自分にとっては、とても大切だということを学ばせていただきました。
2週目に入ってくると成果発表会(ほたて)が話題になってきます。前半は意外とのんびり進みましたが、ほたては第2週目金曜日の午前からと当日に作業する時間がありません。のんびりやっていたら全然完成せず、午前5時くらいまでうとうとしながら作ってました。
発表に使った資料です。
https://speakerdeck.com/ergofriend/donya
『新しい法則ほしい!』『世界をみんなで作るというコンセプトが良いなと思いました』『『最高の世界観』『いい世界!たくさん世界創造したい!』『神になりたい』『発想がすごい』『設定を考えるのが楽しいね』『きれい』『神になりたい!!!!!』『スコンブワールド作りたい』『神になる、発想がおもしろかった』『ハマると面白そうなツール。似たようなことはWikiに書き寄せてやっていたことがあります。』
以上のコメントを頂きました。ありがとうございます!
ほたては2位でした!!人は神になりたい🎉🎉🎉
追記
2週目にid:nmyがカクヨムについて話をしてくださった講義がありました。自分がもともネット小説のへービーユーザーなのもあってカクヨムが出た当初も読みに行きましたが、興味を引く作品も数が少なくてすぐに訪れることもなくなってしまいました。最近は作品も増えてまた読むようになりました。そういった背景もあって、カクヨムの成長の裏側はとても面白かったです。
後半:チーム配属
ブログチームへ配属になりました。めでたい🎉🎉🎉
配属にあたって、Perlを使うであろうインターン生へ向けてPerlブートキャンプというのをid:motemenさんにやっていただきました。未だにコンテキストとはよく分かっておりません🙇♂️🙇♀️2週間雰囲気で書いてしまいました。反省しております。
ブログチームにはインターン生が2人配属され、相方はまたもid:utgwkkでした!メンターはid:hogashiが担当してくださり、コードの量がとても大きく全体像がなかなか掴めなかったのですが、その都度丁寧に教えていただきました。
ブログチームでは、初日に2案からどちらを実装するかのmtgを行いました。そこでは、ブログの複数記事をまとめる機能が採用されましたが翌日、既存のもので代用可能なもの等との差別化などが難しい事から、此度リリースしたog:image自動生成の機能へ変更することに。
普段、個人で作るときは作りたいものを作っていますがサービスを運営していると様々なことを考慮しなければならなく、大変だなとしみじみ思いました。
開発はp-rを立ててやっつけていく感じでした。p-rがいくつも立つので、mergeの時はconflictが当たり前でした。隣でid:utgwkkがgitを使いこなしてて、つんよ〜と思いながら眺めてました。その後id:hogashiに丁寧に教えて頂きました!謝謝!
あと驚いたのが、commitの整理でした。コードを書く際、今までは多くても4人だったのでp-rのmerge単位くらいで戻せばよかったのですが、はてなブログくらい大きくなると整理されてると良いのだなと思いました。レビューとかも整理されてないと、大変なことになりそうなのでこれからは整理していくことにします!
無事リリースまで出来て、とても良い経験が出来ました。ありがとうございます!
発表では、ユーザーさんの反応についてや実装した箇所についてお話させて頂きました。
ほたては1位でした!!貧相からリッチに🎉🎉🎉
2位とも1票差くらいでアツアツでした🔥
日報
インターンでは、毎日終業後に日報を書くことなっている。講義があれば質問やその感想、後半では完了したタスクなども書いていた。最後の方は箇条書きで済ませてしまっていたこともあり、真剣に取り組めていなかった。そんな日報(雑)の最終回をブログに残します。
最終日 (9/13)
出社時間
10:20
退社時間
21:00
今日やったこと
- 成果発表会
- アンケート
- 偉い人達と面談
成果発表は、練習よりもうまく喋れて良かった。旧サムネを罵倒してしまった。
面談では4週間を通して僕のインターンへの慣れ度合いなどがどうだったか等について聞かされ見守られていたことに、インターンを大切にされているのを実感できた。
id:hogashi, id:masawada, id:aikaw ご確認よろしくお願いいたします
↑最後にメンションして読んでくれってことを通知させます
謝辞
ブログチーム並びにはてなスタッフの皆様、2週間ありがとうございました!
最大の謝辞
id:cockscombに最大の謝辞をお贈りさせていただきます。
本当にありがとうございました!
終わりに
4週間、本当にあっという間でした。
僕は普段、web系のベンチャーでバイトをしています。そこでは全てのコードにレビューが入り細かく指摘が入るなんてことはありませんでしたし、実際のサービスの運用を体感したりと新しいことばかりでした。
20年の人生の中でも、とても濃い4週間だったと感じています。
おつ!
他のインターン記事
全体的に言語愛の強い人が多かった...個人的にプログラミングがツールに感じてしまう人間なのであまりこだわりはないですが、型は欲しい!低レイヤー強くなりたい...