カクヨムをVR空間で読んでみた

こんにちは、株式会社はてなのノベルチームで Web エンジニアをしている id:ergofriend です。*1

今回はカクヨムVR空間で読んでみた感想についてお話します。

前回までのあらすじ

前回のエントリはこちら。

ergofriend.hatenablog.com

スマホで何時間も読んでいると腕が疲れるため、VR コントローラーのボタンで寝ながら Web サイトを操作できないかを検証していましたが、なかなか難しいことが分かりました。

カクヨムの新機能!

先日、カクヨムではエピソード間を移動する際に便利なキーボードショートカットが使えるようになりました。

ページの先頭では前のエピソードへ、ページの最後では次のエピソードへ、ポインター操作を行わずにエピソードを読み進めることができます。

kakuyomu.jp

つまりボタン一つでどんな姿勢でも、寝ながらでも、逆立ちでも読めるのです。

さらに Bluetooth キーボードや左手デバイスがあればパソコンの前に縛られないで、プロジェクターやテレビの大画面を使うこともできるかもしれません。

カクヨムVR空間で読んでみた

ということで、Bluetooth キーボードが接続できる PICO 4 を使って寝ながらカクヨムを読んでみました。

今回は standalone な方法を試しましたが、Steam VR なら XSOverlay を使えば VRChat でも同じ体験ができそうです。

以下は実際に寝ながら数時間かけて読んでみた感想です。

メリット

やはりスマホを持つ必要がないので、腕が疲れず快適に読み進められることができました。

今回は Bluetooth キーボードを使ったので多少腕の位置に制約がありましたが、スペースキーを割り当てた左手デバイスなどを用意できればさらに自由を得ることができるでしょう。

もう一つのメリットは、小説の世界に没頭できたことです。 暗い VR 空間(Environment)を選択すれば、そこには文字だけの世界が広がるのです。

モニターやプロジェクター、スマホなどでは自身の輝度によって周囲にあるモノや腕を照らしてしまい、没頭感を削ぐことでしょう。

デメリット

特に気になったのは目が疲れることです。

これに関しては利用する VR 端末に依存するのでしょうが、今回利用した PICO 4 では画面の眩しさや目の乾きがありました。

もう一つは、長時間同じ姿勢でいると体が凝って疲れてしまうことです。VR 端末自体の重さも関係あるかもしれません。

寝てる体勢と変わらないのに疲れるということは、きっと意図せず体に力が入ってしまうのでしょう。 これは慣れて改善されることに期待したいです。

まとめ

良い面も悪い面もありましたが、今回は Web 小説の未来を垣間見ることができたと思っています。

より操作しやすいコントローラー*2とより目に優しい VR 端末*3があれば、ますます小説の世界に没頭できることでしょう。楽しみですね。

*1:ステマ規制対策の魔法のことば

*2:左手デバイスも気になるけど、今のところVRコントローラーが最も手にフィットするんじゃないかと思っています

*3:Bigscreen BeyondやVision Proなどのハイエンドデバイスでは改善されているのでしょうか